「木箱212」ができるまで | |
1.根切り・配筋 根切り後に砕石を敷き、防湿シートを敷き込む。建物の配置を確認し、型枠を建て込み、基礎配筋・電気設備等の逃げ配管を行う。 | |
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2.基礎打設 基礎はべた基礎。立ち上がり部分は1M以上あり、防腐防蟻剤を不要にしている。外側には防蟻剤入りの断熱材が打ち込まれている。室内側の立ち上がり部分は打ち放し仕上げ。 | |
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3.土台敷き 幅220oの基礎立ち上がりの上に105o×280oの土台を敷く。その上に載る柱の位置を決めるために455oピッチで木材を打ち付け定規とする。 | |
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4.柱を立てる 上棟前日に通し柱を立てる。通し柱は2×12材1枚であり、重量があまりないので人力で行う。通し柱の長さはすべて同じ6Mで、柱の上端は地上約7M。 | |
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5.梁の加工 2本の2×12材にスペーサーを挟んで合わせ梁を製作しておく。貫通ボルトとラグスクリューのために下穴を開ける。すべての梁が同じ長さで同じ加工。 | |
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6.梁を取り付け、階段を設置する クレーンを使って2×12材の合わせ梁を持ち上げ、柱に貫通ボルトで取り付ける。この段階では間口方向にも仮筋交を設置している。スチール製の階段も同日に設置。組み立ては1日で完了する。 | |
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7.仕口を固める 柱と梁の仕口にラグスクリューを締めて固める。ひとつの仕口に8本必要で「木箱」全体では合計約1000本となる。使う工具は電動ドライバーのみである。 | |
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8.構造用合板を張る 通し柱の間には棚板を渡し、外側から構造用合板を打ち付ける。床は梁に構造用合板を張る。天井と壁には仕上げを行わないので、完成後の室内の印象はこの段階で見えてくる。 |
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