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「木箱」について
私はこれまで「木箱」という言葉を使って住宅を設計してきました。
「箱」という言葉を使ったのは、さまざまな生活が行われる住宅という空間は、
「ただの箱」でよいという思いからでした。
家族は年月を経るとともに、その志向や暮らし方が変わっていきます。
そこに住む家族の生活の可能性を限定しない、
あらゆる生活に対応できる空間を提供したいと考えています。
「木箱212構法」の開発
現代の都市部の宅地は小さいものが多く、住宅は奥行方向に対して間口が狭い傾向にあります。
このような宅地に建つ住宅において、採光・通気性を確保できる十分な開口と、
木構造の必要とする耐震性の両方を叶えるために、「木箱212構法」は開発されました。
規格部材の2×12材を利用し、組み立てた門型フレームを細かいピッチで並べ、
トンネル状の架構を形成します。
フレームの数を多くし、1個のフレームにかかる応力を小さくすることで
建物全体の耐震性を確保しています。
間口は門型フレームだけで持たせているため、間口の全面開口が可能です。
また、内部に構造要素を持たないことから、柱・梁のない開放的な空間をつくることができ、
間取りの変更が容易になりました。
2005年5月に特許を取得しました。
→ 「木箱212」構法という簡易工法の開発と進化(新建築「住宅特集」2014年5月号pdf)
→ 木箱212構法の「住宅写真」
私はこれまで「木箱」という言葉を使って住宅を設計してきました。
「箱」という言葉を使ったのは、さまざまな生活が行われる住宅という空間は、
「ただの箱」でよいという思いからでした。
家族は年月を経るとともに、その志向や暮らし方が変わっていきます。
そこに住む家族の生活の可能性を限定しない、
あらゆる生活に対応できる空間を提供したいと考えています。
「木箱212構法」の開発
現代の都市部の宅地は小さいものが多く、住宅は奥行方向に対して間口が狭い傾向にあります。
このような宅地に建つ住宅において、採光・通気性を確保できる十分な開口と、
木構造の必要とする耐震性の両方を叶えるために、「木箱212構法」は開発されました。
規格部材の2×12材を利用し、組み立てた門型フレームを細かいピッチで並べ、
トンネル状の架構を形成します。
フレームの数を多くし、1個のフレームにかかる応力を小さくすることで
建物全体の耐震性を確保しています。
間口は門型フレームだけで持たせているため、間口の全面開口が可能です。
また、内部に構造要素を持たないことから、柱・梁のない開放的な空間をつくることができ、
間取りの変更が容易になりました。
2005年5月に特許を取得しました。
→ 「木箱212」構法という簡易工法の開発と進化(新建築「住宅特集」2014年5月号pdf)
→ 木箱212構法の「住宅写真」
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